弊社推奨の免震施工のご案内
設計段階でご提案させていただいてる免震法をご紹介
転倒防止
Fall prevention
積み上げただけの石材は、地震により倒壊の危険性があります。東日本大震災で、単なる接着工法(写真左)は震度7クラスで倒壊する事がわかってます。もちろんただ単に積み上げるだけ(昭和50年代の施工)では、もちろん倒壊します。平成22年ごろまで、石材部材に穴をあけ、太い鉄筋棒を挿入し一体化をする耐震工法が盛んでした。しかし東日本大震災でわかった事が一つあります。地震のエネルギーは壮大で、一体化なった石材をも揺れ動かす。一体化なった石材は大きな重量物となり、その慣性力は絶大となります。つまり、一体化した状態で墓石が動き出すのです。このときの修繕方法は、大型クレーンにより、一体化なった墓石を移動するという手法です。もちろん経費大です。もし大型クレーンが入れない場合、一旦墓石を壊さなければなりません。
では、石を揺らしてしまえ
Swinging stone
高層ビルは地震対処方法として、免震を行ってます。基礎と建造物の間に、厚いゴムを敷いたり、ボールを挟んだり、屋上に水タンクにより揺れの方向と逆位相の方向に力が逃げる仕組みです。同じ方法で墓石にも利用しました。高層ビルに比べると、背丈が低いのでゲルの厚みはこれで十分。詳しくは、ビデオで確認してください。
免震用ゲル
施工方法
Construction methods
部材ごとに、「泰震」を4点で積み上げます。泰震の周りに石材専用のコーキング接着剤を利用して固定します。泰震の厚みより、通常の目地幅より、若干厚めになります。そのため、石材部材の下部の面取り幅を少なくします。同時に石材下部を予め平らに加工しておく必要もあります。